●腎臓疾患のおさらい●
Q・腎臓のはたらきとは?
主に体の中の老廃物や余分な水分を尿として体外に排泄する機能があります。 他にも血圧の調節、血液のpHを一定に保ったり、身体に必要な成分を作っています。
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Q・腎臓病って治らないの?
残念ながら、腎臓は一度障害(ダメージ)を受けると再生しない臓器です。 しかしながら、予備能力を持っているので、ある程度までは補う事ができます。
その為、飼い主さんが症状に気づく頃にはかなり進行(悪化)して、腎不全となっているいるケースがあります。
一度壊れた腎臓は元には戻りません、 しかも”だんだん悪くなる”のではく、”一気に悪化”します。
ちなみに、腎臓病は死亡原因の3位というデータもあります。
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Q・腎不全とは?
腎臓機能の75%以上を失うことを腎不全といい、身体に老廃物がたまり危険な状態になります。症状はむくみ、吐き気、食欲不振、だるさが増し、血圧上昇、貧血等、様々な臓器にも障害を及ぼします。
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Q・タンパク質を控えたほうがいいの?
食べ物は”糖質、脂質、タンパク質”という3大栄養素に分かれます。
この中で糖質と脂質は体を動かすエネルギーとして使われた後、息(二酸化炭素)や汗となって体外へ出ていきます。
タンパク質だけはアミノ酸に分解され、身体をつくるエネルギー(血、肉)として使われた後、息や汗の他に老廃物となります。
この老廃物は身体にとって有害物質なのですが、体から自然に出ることはなく、腎臓のみが除去し排泄できるのです。
●糖質、脂質→エネルギーとして消費→息、汗として体の外へ ●タンパク質→エネルギーとして消費→息、汗、老廃物→腎臓で処理→体外へ
タンパク質が増えればそれだけ老廃物も増え、腎臓での処理も増え、負荷がかかります。 その結果、処理が追いつかず老廃物や毒素(アンモニア)が体内に蓄積しやすい悪循環に陥ります。
腎臓病の場合、フードの「タンパク質を減らしましょう」といわれる所以であります。
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Q・腎臓病のステージって?
動物病院での検査が必要になります、血中尿素窒素 BUN やクレアチニンの数値は腎臓機能を反映します。
血清クレアチニン濃度の数値でステージ1~4に分類されます『ステージ1軽度~4重度』
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Q・腎臓病を悪化させないためには?
残念ながら機能がある程度まで低下してしまうと腎臓は元には戻りません。
定期的な健康診断による早期発見、早期治療によって、腎臓の機能を低下させないことが大事です。
食事療法、薬物治療、脂質糖質代謝管理などを総合的に行う必要があります。
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Q・腎臓療法食キドニアとは?
タンパク質を15%と制限して、リンやナトリウム等の塩分を控えめにしたナチュラルハーベスト基準でつくった食事療法食です。
BHA・BHT・エトキシキンや人工香料・人工保存料・人工着色料などの人工添加物は一切使用しておりません。
仕方なく防腐剤入りの腎臓ケアフードを使われている飼い主さんにもお勧めです。
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粒サイズ 直径約10mmx厚4mm |
◆表を目安に体重や便の状態、毛ヅヤなどを見ながら適宜調節して下さい。 ◆初めて与える際は1週間ほどかけて徐々に切り替えて下さい。 ◆常時新鮮な水が飲めるようにして下さい。
※ご注意
腎臓病にはタンパク質の制限が必要で、一般の総合栄養食ではタンパク質が過多になり、さらに腎臓機能を悪化させる原因となります。
その為総タンパク質量とリンをAAFCO栄養基準以下に制限したものであり、総合栄養食ではないため、健康な愛犬への給餌はおすすめでkません。
本商品は腎臓ケアを目的として特別に栄養調整した食事療法食となります。 総合栄養食ではございませんので健康な愛犬への給餌はおすすめ出来ません。
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■原材料 精製白米、α化米、全粒大豆(グリシニン源)、グルコース、鶏卵、菜種油(ビタミンE、クエン酸で酸化対策済)、ビートファイバー、亜麻仁、加水分解チキンエキス、硫酸カルシウム、ニシンミール、ベントナイト、プロバイオティクス(コアグランス菌、アシドフィルス菌)、塩化カリウム、イヌリン、オリーブオイル、DLメチオニン、豚腎臓、塩化コリン、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンC、トルラ酵母、魚油、ユッカ抽出物、ベータカロテン、硫酸亜鉛、ローズマリー、タウリン、硫酸鉄、ナイアシン、キチン、パパイヤ乾燥末、硫酸銅、クエン酸、硝酸チアミン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、酸化マンガン、塩酸ピリドキシン、セレン酸ナトリウム、リボフラビン、ビタミンD3、ビオチン、ビタミンB12、ヨウ化カルシウム、葉酸 |
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